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滅び行く世界での正義を問う。「エクゾスカル零」、紹介

漫画とはキャッチ―さが必要なもの

 

変身ヒーローものを取り扱った作品は「仮面ライダー」をはじめとし、古今東西多数に亘って存在する。そのどれもが大抵は「面白い」だろう。しかし、漫画は「面白い」だけでは駄目なのだ。読者の「記憶」に残られければならない。

 

「ただ」の上手いラーメン店が流行りにくいように。

「ただ」のオイシイケーキ屋が流行りにくいように。

 

競合が多数存在する中では「ただ」の面白い漫画は流行りにくい。そもそも今の世の中では漫画で「面白い」なんてのは当たり前になっている。そのうえで「何か」が付け加えられて、初めて記憶に残り真に面白いと思えるのだ。

 

今回は常にその「何か」を付け続ける漫画家、天才・山口貴由先生の作品

 

 

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エクゾスカル零を紹介したい。

 

 

 

 

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エクゾスカル零とは

 

変身ヒーローディストピア放浪記。あえて「ヒーロー」を入れたのは、主要登場人物の面々が間違いなく人々のためを思い行動する「正義のヒーロー」だからである。

 

主人公、「葉隠覚悟」はカルト集団や化け物との戦いを終え世界に平和を取り戻した「正義のヒーロー」。そして、冷凍睡眠施設にて次なる世界の危機まで眠っていたが、千年後、何者かによって呼び起こされる。そこで、覚醒した覚悟が見たのはほろんだ文明と変わり果てた人類の姿だった…というのがおおまかなあらすじだ。

 

 

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零、葉隠覚悟の名が示す通り先生の以前の作品「覚悟のススメ」からのキャラであるが、ナンセンスギャグと少年漫画的王道ストーリーの「覚悟のススメ」とはまるで毛色が違う。どちらかというと初めのうちのノリは「シグルイ」に近い

 

それも当然で、この作品には覚悟のススメと違い守るべき「人間」がいないのだ。

 

ヒーローがヒーローたりえるのは守るべき「人間」が居てこそ。では守るべき人の居ない世界でヒーロー達はどうするのか…というのがこの作品の肝である。一風変わったヒーローモノ、変身モノが読みたいなら是非これをオススメしたい

 

 

何故か記憶に残ってしまう、オンリーワンのヒーロー達

 

このブログで何度も言っているが、私は漫画に必要なのはキャッチ―さと、「読者の記憶に残す」ということである。

 

連載漫画ではこれが特に重要で、一ページ目や一話目でつまらなければもうその漫画は飛ばされタイトルすら読者の脳裡に残らないであろう。この視点で「漫画」としてはもうだめである。

逆に脳裡に残っていれば毎週気になるし、書店でコミックスを見た時に

 

「おっ。この漫画はちょっと覚えているぞ。買ってみようかな」

 

という気になるかもしれない。

 

その点、この漫画は完璧だ。キャラの濃さ、戦いの熱さ。見どころとなる箇所は焼きごてを押し付けられたように記憶に残ってしまう。例えば

 

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大帝磔(レオクロス)!!なんかすげえ!!

 

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やっていることはただの腕十字。しかしただの腕十字ですら記憶に残ってしまう。レオクロス…レオクロス…

 

変身ヒーローの漫画では衣装のせいでどうしても挙動がわかりにくくなってしまう点を、裸にすることで克服。

図説のような形をとっているのでわかりやすくなっているし、いきなり裸になるせいで衝撃が脳裡に残りやすい。レオクロス。

 

また、作中最大の敵である「動地憐」が戦いに赴く時なども記憶に残る。

 

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破邪の白装束…いや、これ

 

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特攻服じゃん!!でもカッコイイ

男子一生のユニフォームは特攻服なんスね。レオクロス

 

忘れられない、濃く熱い物語が読みたいならこれを差し置いて外にはないだろう。手が空いている諸兄、今すぐ本屋に向い「エクゾスカル零」を購入せよ。

 

それこそが君の正義執行だ

 

レオクロス