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美と力と懶。川原正敏が描く張良の物語、【龍帥の翼】を見ないは「ない」

皆さんは月刊マガジンの存在をご存じだろうか。

名前は知らなくてもおそらく見たことはあると思う。

そう、コンビニでよく床近くの段に置かれているぶっとくて分厚いあの雑誌だ。

 

重さ約1キロ、厚さ4~5センチはあり「月刊少年鈍器」の異名を持つあの雑誌だ。

皆さんは鈍器…もとい月刊マガジンを手に取ったことがあるだろうか。もしないのならあまりにもったいない。

 

この雑誌には今、この世で連載している中で最も面白い漫画の一つが載っているからである。

 

今日はその鈍器の中でひときわ輝く超絶面白い漫画、

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 龍帥の翼を紹介したい

 

目次

 

 

 

龍帥の翼とは

 

修羅の門」や「海王紀」でおなじみ…というか知っている方は知っている川原正敏先生が描く【漢】の皇帝・劉邦の軍師、【張良】の物語だ。

そして個人的には今現在連載されている漫画の中で「衛府の七忍」「バキ」ジョジョリオン」と並んで最も面白く、且つ万人受けする漫画だと思っている。

 

魅力についてはのちの項で語るとするが、それにしてもこの絵、三国志大戦をやっていた方の中には見たことあるぞという方も多いのではないだろうか。

 

それもそのはず、劉備関羽など蜀の面々を書いていた人なので知らない方はこれを機に覚えよう。

 

絶対だぞ。

 

あらすじ

 

張良が打倒秦を誓ったのち劉邦と出会い、最終的に項羽を倒す。

 

基本はこれだけなのですごくシンプルだ。要は、キングダムと同じく史記なのですでに史実としてあるものをどれだけ面白く史実に沿って描けるかということを行っている漫画である。

 

故に知らない方はもちろん「項羽と劉邦」を知っている方だとより楽しめる作品になっている。

 

とまあいろいろ語ったが、百聞は一見に如かず。まずはこちらで試し読みをご覧いただきたい。

作品紹介/試し読み|月刊少年マガジン|講談社コミックプラス

 

見どころ

 

張良の知略や各武将の力…などもそうだがそれは「項羽と劉邦」で描かれているので、ここでは漫画的な魅力と見どころを紹介したい。

 

①格闘戦の風や流れ。迫力ある戦闘の見せ方

上品さが漂う魅力あるキャラと魅せ方のすばらしさ

➂独特の台詞回し

④美麗でかつ見やすい万人受けする絵

 

大きくはこの4つだろうか。では1から順にみていこう

 

 

①動き、流れ、風。迫力のある格闘戦。

 

まずはやはりなんといってもこれだろう。修羅の門、特にボクシング編後半からこういった描写が増えてきたが最近ではますますそれに磨きがかかってきていると思う。

たとえばこのシーン。

 

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重さ、速さ、腕の軌跡がよく伝わるボディーブロー。打撃一発一発がわかりやすいので見やすいのが川原漫画の特徴だ。

まあこのパンチは効かなかったんですけどね…

 

腕が風を切っている感じや軌跡がよくわかると思う。こういう攻撃の過程をしっかり絵にすることで格闘戦の迫力が二倍三倍に増すので美麗な絵で且つ見ていてすごく迫力を感じるのだ。

 

 

②上品さが漂う魅力あるキャラと魅せ方のすばらしさ

 

川原先生の作品の描くキャラで素晴らしいのは、とにかくその場の最善の行動をとり、なおかつそれが記憶に残ってしまうことだ。

例えば下品なことばかり口走ったり、残虐な行為やグロテスクな画像でキャラやストーリーを目立たせる漫画がたまにあるが、この先生はそういうことをほとんどしない。

 

ほとんどしないくて、なおかつ場面場面で最適の行動をうまく魅せるので記憶に残るのだ。

 

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この虎の毛皮の下から微妙に口元が見えてるのがセクシーだし、全面虎であるより印象に残る。こういう細かい魅せ方がほんとにうまい。

 

 

このブログでは何度か語ったが、私は漫画には一話一話キャッチーさが必要だと思っている。

なぜなら一度読者がつまらないと判断するか、もしくは記憶に残らなかった場合その漫画を読んでもらえる可能性は非常に低くなるからである。

そういう意味で誰もが考え付かない方法ではなく、その場の最適解であり、なおキャラを記憶に残す川原先生の腕は本当にすごいと思う。

張良、窮奇、黄石、項羽劉邦…だれもが記憶に残ってしまうだろう。

 

➂独特の台詞回し

 

台詞で雰囲気を動かし、また台詞で雰囲気を動かす。

当たり前といえば当たり前だがf:id:otoko0108:20161214191939j:plain

 文字化し難い、こういう独特のセンスのせりふ回しができるのが川原先生の特徴だ。それでもキャラがぶれたり場面がごちゃったりしないのはキャラの目的や動機がはっきりしているからだろう。

 

④美麗でかつ見やすい万人受けする絵

 

迫力重視の漫画は絵が濃かったりしてなじみにくい、もしくは食わず嫌いする方が結構いると思うのだが、その点川原先生の作品は安心だ。

淡い色使いがうまく、絵柄に癖がないため万人受けしやすく読みやすいと思う。バキやジョジョは絵がちょっと…でも濃い漫画が読みたいって方は川原先生の漫画ならずばり当てはまると思う。

 

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二巻の表紙。全体的に淡い色だがそのくせ迫力があるという珍しい絵。

胸の黄石が和みポイント

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過去にエロコメを書いていただけあってこの先生の作品は女の子もかわいい。梢江みたいなのはでないから萌え豚勢も安心だ。

 

 

刃牙が見た目がワイルドで超高級なステーキだとしたら、こちらは上品で飲みやすく濃厚なスープ、といったところだろうか。

なんにしても食わず嫌いはないだろう。

 

終わりに

 

独特の雰囲気、迫力の戦闘、魅力あるキャラなどなど、言い出せばきりがないが一つはっきりしているのは、

今心臓が脈打ち呼吸ができて物が見える以上この漫画を見ない選択肢は「無い」ということだ。

 

これを見たら即座に書店に駆け込め。もしくは下記のリンクから買え。